本ブログで紹介しているINXトークンですが、売却方法の質問が多かったのでまとめてみました。
個人的に今の段階で売却してしまう事はおすすめしませんが、
真っ当なプロジェクトなので、出口もしっかりと示しておく事は重要だと思い作成しています。
必要な方は参考にしてみて下さい。
INXトークン売却の概要
まずは、INXを日本円にまでする手順の概要です。
- INX Securities 内で INXトークンを売却し、ドル(BUYING POWER)に変換
- ドル(BUYING POWER)を、ETHに変換してメタマスクに出金
※銀行へのドル出金は、「アメリカ合衆国 在住者」のみが対象となる為、このサイトでは解説しません。
- メタマスクから仮想通貨取引所にETHを移動して売却
この記事では、①②の手順について解説していきます。
③は取引所によって操作方法が異なると思いますので、使用する取引所の操作方法をご確認下さい。
① INXトークン売却(INXトークン→ドル BUYING POWER)
まず、取引画面で「Contact Ethereum」を押して、メタマスクと連携を行います。
- 「Sell」を選択
- 売却したい数量を入力
※最低100トーンから売却可能なので、100以下の端数を残すと売却出来なくなります。
- トークンの販売単価を指定
単価は画面下部のオーダーブック(取引板)を参考に設定して下さい。
今回は、即売売却出来るように買い注文が出ている「$2.71」に設定します。 - 「Place Sell Order」を選択
オーダー確認画面になります。
問題なければ「Place Sell Order」を選択
メタマスクが起動して、上記の画面が表示されます。
トランザクションの許可をする為に「確認」を選択しましょう。
以上でトークン売却のオーダーが完了です。
ダッシュボードでオーダーの取引状況が確認出来ますのでチェックしてみましょう。
INX Securities は、ATS(Alternative Trading System)取引になります。
これは、通常の証券取引所とは異なり「売りたい人」と「買いたい人」を直接マッチングさせる取引方法。
売却単価によっては、いつまでもマッチングしない事もありますので、その点は注意してオーダーを出しましょう。
また、マッチング相手が複数の場合は決算が個別に行われます。
トークンが時間差で届く事がありますが、正常なので安心してください。
オーダーが成立すると上記のようなメールが届きます。
② INX Securitiesからメタマスクに出金( ドル BUYING POWER →ETH)
オーダーが成立すると、ウォレット内のドル(BUYING POWER ) に金額が反映されます。
出金をリクエストするには、まず画面下部の「WITHDRAW」を押します。
- 上段のタイプを「 Ethereum Withdraw」を選択。
- 下段で出金する金額を入力 。
- 「 Withdraw Fundes」を選択して出金リクエスト確定。
出金は交換業者を通して連携しているメタマスクにETHで出金されます。
以下の点にご注意下さい。
- メタマスクへの着金までに、2~3営業日の時間が掛かります。
※時期によってはそれ以上の時間が掛かる事があります。 - ドル→ETHの変換レートは、リクエスト時ではなく処理された時点の有効レートになります。
この画面が表示されれば出金のリスエストは完了になります。
後日、メタマスクにETHが着金します。
本当に今売却するべきか?
最後に、本当にINXトークンを売却すべきかの個人的な考察を書き加えておきます。
あくまで個人的な意見なので参考にして下さい。
セキュリティトークンの見通し
上記の調査結果は、戦略的市場分析のトップ企業であるQuinlan and Associates社が、「Cracking the Code」と題したレポートで発表しているものです。
このレポートでは、
- 2030年までにセキュリティトークンの取引量が162兆ドルまで増加する!
- 2030年までにセキュリティトークンの発行総額は4兆ドルまで増加する!
という内容が記載されています。
グラフを見ると特に2024年→2026年に一気に伸びるようなグラフになっています。
これは、普及曲線のキャズム(深い溝)を超え、一気に普及が進むと予想される為だと思います。
スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が『イノベーション普及学』という著書の中で 1962年に提唱されたのがイノベーター理論です。
普及の過程を5つの層に分類しており、横軸は市場の成長に伴う時間的経過、縦軸はその製品やサービスを採用するユーザーの数を表しています。
この中で、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間 普及率16%に、「キャズム」と呼ばれる深い溝があって、この溝を超えることが市場開拓において重要だとするのが「キャズム理論」になります。
現状でセキュリティトークン市場は、おそらく「イノベーター」に位置しています。
既存の金融よりあらゆる面で優れており、すでに規制当局からも認可が下りているセキュリティトークンが、キャズムを越え普及していくのは”自明の理”だと個人的に思います。
そんな金融の大変革が起ころうとしているこの時代に、ポジションを取らずただ指をくわえて見ている事は個人的に出来ません。
少なくとも私は、この「キャズム」の答えが出る2026年まではホールドしていくつもりです!
セキュリティトークンのメリットや、将来性は下記の記事で詳しくまとめています。
是非、売却前に目を通してみて下さい。
個人的意見ですが、売却前に参考程度にして頂けるとうれしいです。
以上、INXトークン売却方法でした!
「分かり辛い」、「更新されていない」箇所があれば下記のコメント欄で書き込んで貰えると嬉しいです。
随時更新をしていきます!
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